JURA とOKINAWA 展示会に参加します

スイスのジュラ州にある美しい小さな街、ポラントリュイで開催されるグループ展示会に参加します。今回で3回目の参加となるこのグループ展に、今回は服を作った後の端切れに刺繍をした作品を展示します。また追って作品の様子をお届けできたらと思います。

展示会初日

ご近所に住む皆さんとの和やかな初日を迎えることが出来ました。

興味を持って聞いてくださり、有難い限りです。

とってもラフな織。様々な表情を見せてくれます。

手作りレンガ

デンマークはどの地域もレンガ造りの建物が美しい。いろいろ街を歩いてみると、手作りのレンガはどれも個性があって、焼き具合や、含有物などで色は様々。Vardeの街にあるヤコブ教会の壁は1800年頃のレンガ。そしてセメントの部分も建物によって、それぞれ趣きがあって、気づくと壁ばかり見ています。


昔は、スウェーデン語で Ljung 、英語で Calluna vulgaris。Heatherと呼ばれるものの同種らしい植物と石灰質を一緒に燃やして白い粉を作る…、とかなんとか言っていたのだけれど、多分このセメント部分に使われていたんだと推測。私の英語力の無さから、イマイチ聞き取りだけの情報で不確かですが、その話をしてくれた、この街の歴史に詳しい人が、街の中心にある教会の壁に貝殻を見つけることが出来るわよ。との事で、早速。

とっても美しい壁でした。

CopenhagenからVardeへ

車で約4時間、Jotlandの西にあるVardeへやって来ました。

広大な農地が広がる景色を追い越して、

great belt の長い長い橋を渡り、

着いた頃には日が落ちていました。とても美しいドライブ日和な日でした。

滞在制作する家です。

室内の白と黒の色使いが印象的です。

R/Loom、 再建です。いよいよ、糸に染色、織が始まり、新たな空間を作ります。

少しのっぽな二本の柱。なんとか収まって一安心。
Kunsthal VARTEについて、

1800年代には、機械ショップ、鍛冶屋、配管業者がこの建物にて営まれていましたが、建物は時代によって荒廃してしまいました。約2年前、Poul Eric Bechは、復元するために建物を購入しました。彼により大規模な修復工事が行われ、元の鋳鉄製の窓はそのまま保たれ、更に鍛鉄製の二重窓をつくり、素朴な壁の表情はそのままに、塗装された古い床板が購入されました。小さな中庭の小石は、以前は旧オペラハウスを囲んでいたものを使っています。また、アートセンターの1階のライトも長年にわたり首都の賑やかな通りや大通りを照らしていたものだそうです。


Poul Erik Bechは、このVarde出身であり、大きな不動産業を営んでいます。そして、「Poul Erik Bech Fund」という財団を設立しました。それは文化活動、芸術家、都市デザイン、仲介業界と子ども、難民、障害者の発展を支援する、と多額の資金が良い目的のために使われるようにと。Poulは、長年に渡って、子供時代を過ごした街、Vardeのいくつかの建物を購入し、改装しました。アーティストが一種の自由に制作をしながら生活することができる、Kunsthal Varteは、そのような過程で生まれたようです。
まだ、1年半ぐらいの月日しか経っていないKunsthal Varte、 彼の意志、この建物の歴史を知り、これから沢山のアーティストによって、この街を彩り豊かに、文化を築く1つとなっていくことを願いつつ、私たちの今回の滞在も、この街の歴史に刻まれている事を感慨深く感じました。
今日は展示会の初日です。どんな日々になるのか、この約1ヶ月心と視野を大きく広げて楽しんでいきたいと思います。

オープンスタジオと写真撮影

ライトを浴びた作品は自然光とはまた違う表情を魅せてくれました。

これは私の携帯カメラで撮ったものだけれど、写真家さんに素晴らしい写真を撮っていただきました。写真が出来上がり次第追って紹介させていただきたいと思います。


重なり合うレイヤーが透けてみえる真正面からの眺め


光を浴びた糸、水が流れているようにも見える光の魔法
下からのアングルはより遠近感でダイナミックに
光と陰、人の視覚、興味深いです。

そして、撮影後は、展示会場へ向かう為、解体作業。

あっという間の1ヶ月。

道具が完備されていて、広い作業場で思いっきり作業出来、温かく親切な他のアーティストの人々との時間の共有、夢のような素晴らしい作業場でした。出会えた全ての皆様に心からの感謝と愛を。

短い時間だったけれど、7/30の2時から4時のオープンスタジオに来て下さった皆様、本当に嬉しい時間をありがとうございました。

KUNSTAL VARTE

約3週間、始めの夢の中の様なラフスケッチからだんだん現実のモノになってきました。


簡単な金属加工まで出来る様になりました。これは千巻。

フレームを正確な長さで合わせいきます。あれこれ手探りでああでもないこうでもないと言いながら…

全貌が見えてきました。

立つ位置に寄って、筬壁から見える景色が変わります。

経糸を仕掛ける時にまた見えてくるものがあるだろうと、今か今かと、気持ちは焦る。

10.2mmか10.3mmの世界に立つとは思っていなかったのですが、この誤差って割と分かるもんなんだなぁ、と、建築の世界を少し覗けた気がしました。

ラフさと硬さが入り混じる、構成。

Jutland VardeにあるVARTEにて、引き続き滞在制作、そして8月5日より展示が始まります。8月26日にはクロージングパーティーを予定しています。お近くにいらっしゃる予定があれば是非ともお越しくださいませ。
光りと陰の間に見えるものは…。

http://www.varte.dk/da

Tisvilde Hegnの森

Tisvilde Hegnは、1500年頃から、風の影響により砂丘化し始め1700年までに大部分の地域は荒廃した。自然の力に対抗しようといろいろな試みが行われた。1800年頃から1900年頃にかけて行われた大規模なプランテーションは成功し現在、森となり、保護されるべき生き物たちの住処にもなっているようだ。

フカフカに腐葉土と苔の大地には砂が入り混じり、過去の砂丘を物語る

風の影響により真っ直ぐに伸びず這うように伸びた松の木々

この森はデンマークで最も古いプランテーションで、約200年経つ。最初に植えられた樹種は松の木で、その後スプルース、バーチ、ブナ、オークが植えられた。

蟻の巣

豊かな苔とカンタレールの子

よく見ると規則正しく並んで生えている木々。人工的に植えられた事が分かる。

落ち綿

ホコリと言ってしまえばそれまでですが、これも落ち綿、ならぬ落ちジュート麻。

糸をつくる工程で綿を梳いたときに落ちる短い繊維のことを通常は落ち綿と言うみたいですが、織りの工程も短い繊維たちが沢山でます。

糸にしてみるべき?
さてさて…若干経糸のテンションの乱れが不安ですが、経巻完了。

経巻

あるものを駆使して経巻編。

幅出しして、

足並み揃えて

ちょっと無理矢理なやり方ですが、

そしてなんだかサーカスのようになってますが、絡まっているようで絡まっていないのです…。若干作りすぎた糸はくるくる巻いておいて、後ほど緯糸へ…。

同じ重さの重りを引っ掛けてテンション揃えてたら、なんとか均等に巻けているのでこのまま突っ走ります。